ソフトウェアエンジニアの雑記

ソフトウェアエンジニアである著者による雑記ブログ

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技術リーダシップを発揮する〜スーパーエンジニアへの道〜

本書は副題に「技術リーダーシップの人間学」とあるように
技術リーダとなるために必要となるリーダーシップのガイドである。
いわゆる技術的な話ではないので
タイトルを見て買った人は求めていたものと
違う印象を受ける可能性大。

 本書ではリーダーシップを

リーダーシップとは人々が力を
付与されるような環境をつくりだす
プロセスである。

と定義し,その環境には
・M:動機付け(Motivation)
・O:組織化(Organization)
・I  :アイデア(Idea)ないし技術革新(Inovation)
の3つの成分が含まれていなければならないとしている。
技術リーダは以下のようにI(アイデア)の面で
特に強いリーダーシップを発揮するとされている。

技術リーダーたちが技術革新を強調するようすを
より詳しく見てみると彼らは次の三つの主要な分野に
特に力を注いでいることがわかる。
・問題の理解
・アイデアの流れを調整する
・品質を保持する

人をリードするのではなく、環境をリードする。
そんな真の技術リーダーを志す人は一度読んでみると良い。

スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学

スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学

 

目次
1.リーダーシップとは結局のところ何なのか
2.リーダーシップ様式に関するモデル
3.技術リーダーの問題解決様式
4.リーダーはどう育つか
5.でも私は・・・
6.技術革新への三大障害
7.自分自身への気づきを高める法
8.アイデアの力を育てる
9.ビジョン
10.人に動機づけを与えることについての、第一の大障害
11.人に動機づけを与えることについての、第二の大障害
12.人を助けることのむずかしさ
13.動機づけのできる人になるには
14.力はどこからくるか
15.力、不完全性、整合性
16.組織上の力を手に入れる
17.問題解決チームの効果的組織法
18.有効な組織作りへの障害は?
19.組織作りの学びかた
20.人はリーダーとして、どのように値踏みされるか
21.自分自身のリーダーシップ試験に通るには
22.変わるための計画を立てる
23.変化のための時間を見つける
24.変化のための支援


◼︎いつの本を
読んだのか?
2016年


◼︎なぜこの本を
読んだのか?
ワインバーグの「コンサルタントの秘密」
の姉妹編と紹介されていたのを見て。

◼︎この本を
読んで何が変わったのか?

本書では各章に設問が設けられている。
例えば

読者がその人のリーダーシップ様式をことのほか
高く買っている人物がいないか。
その人物の経歴をMOIの要素に整理して
掻き出そうと試みよ。

読者がリーダと思う人、思わない人を観察し
その行動うちいくつが
問題の理解・アイデアの流れの調整・品質の管理に
当たっている、機会を逃しているかを調べる。 

読者がこの前経歴上の大きな変化を経験したのはいつか。
その時の細かい事実と経験した感情をよく覚えているか。
自分のした経歴上の変化の上で
今も完全には納得していないものはあるか?

といったものだ。

その設問に対する自分の回答を考えてみると
・自分が評価するリーダー
高度な専門知識(I)に基づいた将来のビジョン(O)を
環境に与えることでリーダーシップを発揮する。  


・自分が評価しないリーダー

問題を理解せずにアイデアを人に出させる。
上から下りてきたアイデアを吟味せずに進める。
いづれも高度な専門知識(I)が欠如している状態で
人をリードしようとする。

であった。一方で

・自分が発揮するリーダーシップ様式

高度な専門知識(I)を持つ人から将来のビジョン(O)を聞き出し,
それを実現するための組織化を行う(O)。
というように組織化(O)中心のリーダーシップ
だった。

その形を取ったのは自分が置かれた状況の産物
だったのだが今でも納得していことに気づいた。
自分はI型のリーダーシップを発揮したいのだ。

はっきりとした目標がない場合、
または達成したいことを達成しつつある場合には
誰かがそうしてほしいといってきた、 
というだけの理由で自分のリーダーシップ様式を
変えようとしてはいけない。

とある。中途半端にI型のリーダーシップを出そうとして,
失敗していたのがここ数年の迷走している理由なのかもしれない。
という気づきを得た。
 

本文とは関係がないが推薦の辞に

ジェリー・ワインバーグは技術と管理の
ごちゃごちゃした絡み合いを解きほごす、
という仕事をライフワークとして選んだ。

自分もこうありたいと思った。